時間を活用してもらうためには全員に携帯電話くらい持たせるべきだろう。タクシーの中で時間を過す間に五人や六人に電話で用件は済ませられる。そうすればオフィスに帰ってきた時には集中して別の仕事ができる。社員の時間がそれだけ効率的に活用できれば人員も節約でき、さらに給料を上げることもできる。社員の時間生産性を高めるには一定の時間内に効率よく仕事をこなせるようなサポート体制が必要である。秘書やアシスタントは重要なサポート要員だが、これらのスタッフも曖昧な指示を出したり、思いつきで仕事を頼んでいたら効果的に活用はできない。
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アシスタントの時間はしばしばもっとも貴重な資源となる。アシスタントには効率良く仕事のできるデータベースを持たせ、最大限の権限を与えなければならない。日本の企業の幹部はまだ秘書やアシスタントの使い方が効率的でない。あるいは効果的でない場合が多い。海外旅行に出かけている時、数時間おきに秘書と連絡をとるのは世界では経営幹部の常識だが、日本ではそこまでアシスタントを直接活用している人は少ない。なぜなら社長室やその他の部門でそうした仕事は済んでいるからだ。ということは秘書やアシスタントは私用に近い仕事をこなしているだけのお飾りにすぎないということになる。このような人の使い方では労働力はいくらあっても足りない。しかもその労働力は世界一高価なのである。